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2008年3月11日 (火)

マラソン代表選考

 Qちゃんは残念でしたね。ただオリンピック代表選考においては先日の福士選手もそうですが、手術したとか、練習が1ヶ月しか出来なかったとかはどうでも良く選考会で結果が出せなかった人は選ばれないって事です。

 今回の選考会女子は世界選手権大阪でメダルを取った土佐、前回オリンピック金メダリストで東京国際優勝の野口、名古屋優勝の中村、男子は福岡国際3位の佐藤敦之、びわ湖毎日3位の大崎悟史、世界選手権大阪5位の尾方剛に決まったとのことです。そして補欠に女子は森本、男子は藤原だそうです。

 

選考の過程で女子は土佐と野口は文句なしで決まり、最後に中村と森本で検討が行われたんですが、タイム&実績は森本が上だけど中村の優勝という結果が優先されて中村に決まったと。
 男子はタイム&順位は藤原が上だけど実績は尾方が上だから尾方に決めたと。矛盾ですねぇ~唯一言えるのはタイムは無意味ということですか?

 確かに女子は野口にメダルが期待できるし土佐が堅実な結果を出せるだろうから一人くらいは勢いのある選手を選ぶというのはわかるし、男子はメダルは無理だろうから堅実に走ってくれる方を選んだというのも選考する側の考え方は分かるんだけど、、、そんなの選手に関係ないじゃん。と思うわけです。正直毎回毎回選考会って何様だ!って思いますよ。

 落ちた選手も選ばれた選手もすっきりしないこの選考会とやらに左右されるやりかたは嫌いですね。ホント一発勝負でやればいいのにと思います。一発勝負にすれば決められたレースに向けて調整する能力も含めた選手の選考が出来るはずです。オリンピック本番だってそうなんですから。それか直近2年間の指定レースの結果によるポイントランキング制でしょうね。僕ら一般ランナーも参加資格の必要なレースへの出場資格は過去2年間の大会での持ちタイムですから。

 たとえ最高の練習が出来てスタートラインに立ったとしても、それでも結果はどうなるかわからないんだから、「本大会で結果の出せる人」なんて視点でジジババがあーでもないこーでもないなんて言っててもしょうがないんですよ。「この時点で最強」って人を選んであとはオリンピックを楽しんでらっしゃい!ってご褒美をあげるかのように資格を与える選考にしたらいいんです。金メダルを取るのは日本陸連じゃなくて個人なんです。国民は日本代表の個人を応援するんです。別に誰かがメダルを取っても「陸連良く選んだ!」なんて褒める人はあまりいません。

 警察もマラソン界も会議室で決められることにろくな事はありません。

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